
細い絆が 何になる
切れて離れりゃ ちぎれ糸
平成余年 冬の朝
白く吹雪けば 尾も乱れ
待てと言われて 誰を待つ
白く吹雪けば 尾もしだれ
サクラと呼ばれ どうしたの
楽しかったわ 夢見たの
力の限り 野をかけた
お座り伏せも 覚えたわ
こんなかたちで さよならを
する日が来ると 誰が知る
山で拾われ 早九年
すぎにし日々は 走馬燈
サクラと呼ばれ どうしたの
赤い絆に すがりつき
ああ お母様の 夢を見た
サクラと呼ばれ どうしたの
ああ お父様の 夢を見た
ハスキーサクラの物語
お泪頂戴 ありがとう
<補足>
「転移していれば手術自体が無駄ですよ!それに、リスクを考えると・・・」という医師。
「先生の愛犬ですと、このまま放置しますか?」
「私の犬であれば、手術をするでしょうね!」
「だったら、お願いします。」
2006/10/17。サクラは、奇跡の生還を果たした。
大量の出血で歩くのもやっとだが、生きて戻った。
多分、余命は1年未満と思われる。
そんな事は百も承知である。余命を<夢のように過ごすための手術>なのだ。
2006/10/18。立てない状況は依然と続いている。
これまでの術後とは明らかに違う。一両日が峠か?
※あがた森魚氏の「赤色エレジー」を聴きながら書いたので酷似している部分があります。